トレンチコートです。
学校の物置のようなところで撮ったので、色が悪いですが、カシミア50% ウール50%の濃紺です。
通常、トレンチコートで作るのはコットンギャバジンやウールギャバジンで作るので、ちょっと無謀な
挑戦だったんですけどね(笑)
裏地は羽織の裏地を使いました。それを藍染したものです。柄ありの裏地の部分は元々うすいクリーム色
だったので、淡いさわやかなブルーに染め上がりました。藍色は縁起のいい色。日本人にとっての勝ち色です。
秘めたこだわり。これぞ究極のおしゃれでございます。

トレンチ(塹壕)コートは元々軍服です。今はデザインとしてとらえられている部分も意味があったのです。
肩章は水筒や銃を肩からかけるときのすべりどめ。
ガンフラップは銃を立てるときの補強の布。
チンフラップは風などの進入を防ぐなどの防寒。カフストラップも同様。
インバーテッドプリーツは動きやすく、防寒のため普通のスリットとはちがいます。
ラグラン袖は負傷した兵士が服の着脱がしやすいようにラグラン将軍が考えたもの。
今はおしゃれなコートとしてのトレンチコートですが、ちゃんと意味があるのですよ。
わたしも省くところはありましたが、60年代のトレンチをほぼ再現したデザインになってます。

そんなかっこいいトレンチコートですが、ボタンは相変わらずのわたしらしく。まどわしボタン。
ぐるぐるまわると目がまわっちゃいます(笑)

苦しみ、泣きをみた作品。でもトレンチコートを仕上げた途端、大きな自信につながりました。